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高石神社と句碑村

小田急線百合ヶ丘駅北口を出ると、右前方に高石神社が望めます。
高石神社遠景の看板に従い、高石神社への道を辿ります。

高石神社は、1654年に建立され、当時は高石神明社と呼ばれていました。
昭和五十九年に現在の神殿が建立され、同時に高石神明社から高石神社と社名が改められました。 

高石神社は、「伊勢宮」と呼ばれ、周りを囲む鬱蒼とした森は「伊勢の森」と呼ばれていたそうです。

海抜120mの高石神社境内からは、西に富士山や丹沢の山々が、東方には東京都心の高層ビルを望む事が出来ます。昔は、房総の山々や品川の海が見えたそうですが、今はビル群にさえぎられて見ることが出来無いのは残念です。

又、50余基の句碑があり高石神社句碑村と呼ばれ広く知れ渡っている。

順不同ではあるが、句を読み解いてみました。

葉鶏頭陽に照り見栄を張り通す 笠原柳亭

唯晩鐘のみ絶景は霧の中 市川小蛙

野菊咲くあたりの日向日陰かな 秋山黄夜

豊年の畦丹念に刈られけり 笠原古畦

放つ掌にしばしはすがる蛍かな 井口光石

奉納の太刀に鳩諦く茂りかな 箕輪詠月

穂ずれしてこぼるる栗や鳴くうずら 吉沢素人

風甘し辛夷の花芽こぞり立つ 碓井英郎

飛紙を追ふ山羊の子や風光る 笠原喜月

萩こぼれ峡間の道は暮れやすき 横山緋葉子

梅活きて祝事に墨濃すらす 白井玉焦

土砂降りに青田の堰を切りに立つ 福島湖亭

的中の木霊ひろごる弓始 馬場身江子

滴りやひとつ膨らみ一つ落ち 宮城白路

朝瞰に富士輝けリ花辛夷 加藤はじめ

昼蛙水の曇れば鳴きにけり 吉村秋川

昼蛙どの畦のどこ曲がろうか 石川桂郎

大銀河人こまごまと競い住み 白井梧山人

石蕗の黒き葉照りや秋涼し 大塚白羊

声出して花盗人になりにけり 飯島蘭風

辛夷咲きみちみちて碑を翳らしむ 八幡城太郎

菖蒲湯を頂く八十路の命かな 当麻柳枝

初明り神ゐます山聳てりけり 河合末光

巡教の鞄ぬらして春の雨 近藤龍信

酒と茶の薬罐たがへし花の下 杉山けいさ

取り分ける煮しめたくわん謡初 伊藤葦天

叱咤されつゝ上昇の奴凧 岸風三楼

七十七坂妻を杖とし花の山 笠原湖舟

山國の蝶を荒しと思はずや 高浜虚子

傘干して囀る大樹仰ぎけり 高橋春窓

三寸の土筆も生気野に満ちて 田中秋帆

桜葉となるも又よしつきありて 笠原一笑

見ゆる度涼しき富士や木立越 岡本仙月

句を選ふ心澄みけり虫しくれ 日比野桃旭 十一世大白堂

芹摘みや小田を養ふ細流れ 笠原湖舟

菊日和訪ひたき人に訪はれけり 吉田京子

机拭けば白梅の香の動きけり 笠原湖月

寒行に耐へもして業身につけし 片岡一平

芽ぶくものみな太陽に甘えをり 川崎靜園

雲幾重風樹幾郡群秋ふかむ 石田波郷

雲の嶺いくつ崩れて月の山 松尾芭蕉

一つとやお手玉にして青蜜柑 水野吐紫

ほととぎす晴るれは峯の件嶮なりし 木下湖雪

ぬれ網を提げて戻るや霞む庭 笠原漣月

でびら図の祝ぎをるごとし梅匂ふ 久保島たかし

この宮に句碑の呟き鳥渡る 井田唯心

かたつふりかと夕暮れのそら 荒木田守武

むかご蔓野にひらがなの道しるべ 和田喜久子

咲き終わる皐月深刈りする庭師 田宮玉歩

負うて来し母に眩しき蝶の昼 森かづじ

神苑に来て蝉の聲ふりかぶり 吉沢小篁

辛夷咲き峡に始まる田拵へ 山岸吟月

茜せし柿の明るく暮るる家 高木靜圃

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