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黒川の里山散策・わたしの町のすこやか活動


2012年11月25日(日)、柿生西地区すこやか活動推進委員会が主催する
黒川の里山散策に参加しました。


これは、私の町のすこやか活動という川崎市が助成する事業で
高齢者のための健康づくりや介護予防、閉じこもり防止などを目的としている。

さらに、活動の普及とネットワークづくり、高齢者の社会参加をうながすための機会や場の拡大なども課題としており、町内会・自治会・民生委員児童委員協議会・社会福祉協議会・老人クラブなどが主体となっている。

この日は、集合場所となった汁守神社内の黒川公会堂に61名の参加者があつまった。

中高年で長時間の歩行にたえられる人を対象とし、5.2kmを4時間かけてあるく。

コースは、黒川公会堂⇒上営農団地⇒東光禅寺⇒よこやまの道⇒川崎市水道局黒川配水池⇒毘沙門大堂⇒黒川公会堂。

9時半にスタートし、13時半に帰着の予定。
栗木台包括支援センターと片平包括支援センターの看護師の方々や
田園調布学園大学介護・福祉科の学生たちの協力で安心・安全の体制がととのえられていた。

出発して5分ばかり歩くと、植えられたばかりの玉ねぎ畑がみえてきた。
そのさきの休閑地には、霜がおりて地表を白くおおっている。

町なかとの標高差はそれほどないが、森にさえぎられて陽光のとどかない場所には
もうこんな現象がおきているのだろう。

しばらくは野菜畑がつづき、よく育ったキャベツや
大根などの冬野菜がいきいきと緑の葉をひろげて
いた。

この活力に元気をもらい、歩調もかるくなっていく。

柿の実がまっかに実って青い空にはえ、晩秋と初
冬の幽愁のときが華やかに色づく。

この里山には柿の木が多い。

散在するどの木々にも、たくさんの実がとり残されているかのように熟しきって枝をたわめている。

これは、いずれ収穫されるのだろうか?

それとも、このまま野鳥たちに食べさせるのだろうかと…終始気になる存在だった。

行く手には高い木々が立ちならび、周囲をかこってまさに里山
の風景が目の前をふさぐ。
うすむらさきの皇帝ダリアがやさしく色をそえてくれた。

尾根づたいの道はあかるく、木もれ日に癒されながらすすんでゆく。
細くつづく小野路をたどりながら、斜面にたつ民家やその家庭菜園を見つけては
なんとなく山あいの暮らし方に話題がかたむく。

この道は、今でもりっぱな生活道路、むかし新聞配達をしたことがあると語ってくれた人がいた。
車が道幅いっぱいに通りすぎていく。

東光禅寺を眼下に見て、小野路にちかい位置にある寺の鐘楼まで階段をかけおりシャッターを切る。
かなり重厚なつくりだ。

里山の2つめの主要道路横山の道にはいると、ほどなく道ばたの笹やぶに道標があった。
そこには、「赤駒を 山野に放し 捕りかにて 多摩の横山 徒歩(かし)ゆか遺(や)らむ」と歌がきざんである。

「馬が逃げてしまい捕まらない。防人(さきもり)として旅だつ夫に多摩の横山を歩いて行かせることになってしまった」という意味である。

これは、武蔵野の歌人、宇遅部黒女(うじべのくろめ)が、防人として武蔵から筑紫に赴任する夫、椋椅部荒虫(くらはしべのあらむし)との別れを惜しんで詠んだ歌で、万葉集に収録されている。

多摩の横山を歩いて越えることが、どれほど大変であったかが切実につたわってくる。

当時はうっそうとした深い森だったようだが、今では間伐などの手がくわえられ、整備された明るくうつくしい森の光景がつづいている。


木製の道しるべがこの山にとても似あっていた。
思わず、片手を支柱の頭におき、その横をすりぬける。

ここから展望台までは、カメラをむ
けたくなるような景色がたくさん
あった。

被写体に敬意をはらい、アングル
をさだめてシャッターをおす

展望台につくと、さっそく腹ごしらえ。
日あたりのよい温かい斜面に背中を並べて、おしゃべりとお弁当の楽しいひとときである。

遠くをのぞむと、雪にいだかれた富士山がみえる。
きのうが雨、あしたも雨、そのあいだに富士山が姿をあらわす快晴のきょうがあった。

なんとラッキーな一日だろう。

多摩丘陵の背骨とよばれる全長24キロの尾根が東西に弓なりにのびている。

ここは、標高145m、丹沢や秩父連峰、七生丘陵や狭山丘陵など、頭上に半身の富士山をいただく山並みが眺望できる。

多摩ニュータウンの下には、縄文時代のニュータウンがあったということである。千箇所の遺跡が発掘されているらしい。

縄文人のいた街、防人の通った道、様々な歴史が交差するロマンに満ちた街であることを知った。
現代人は、ここにどんな歴史を重ねていけるのだろう。

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