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桜よそおう池上本門寺

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2013年3月26日、東急池上線池上駅で電車を降り
春コートの軽装を反省させる寒風にあおられて目的地池上本門寺に向かう。

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花冷えとはよく言ったもので、この最高の見頃を迎えた桜狩り当日は、まさに花冷えの日だった。
徒歩10分、肌をさす冷気の中を脇目もふらず歩きつづける。

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酷寒の冬から脱皮し、温かい春にいたるまでの三寒四温がうまく作用すると
温かい時が開花を早め、寒い時が花を永く枝にとどめる。
この季節は、ひたすら桜にあつい思いを注いでいるようだ。

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花はゲンキ?…期待と不安の入りまじる道すがら和風モダンの甘味処をみつけ
帰りがけに寄ることにして花より団子の楽しみも加える。

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この寺は、境内に500本の桜を有する花の名所。
この時期はおおぜいの見物客が押しよせるようだが、今日は平日なので人出はすくなめのようだ。
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日蓮上人ご入滅の霊場として、730余年の歴史をもつ日蓮宗の池上本門寺は
大本山(寺格)長栄山(山号)大国院(院号)本門寺(寺号)と称する。日蓮による命名である。
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寺領が69,384坪、この数字は法華経の字数に合わせたもので、さらに、此経難持坂とよばれる96段ある石階段は、法華経の偈文(ゲブン・仏の教えを褒めたたえる経文)の96字に因んだもの。大田区指定有形文化財である。

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4月7日(第1日曜日)は花まつり、4月8日に誕生した釈迦に天より甘露の雨が降り注いだという言い伝えにのっとり、誕生仏に甘茶をそそいで祝うという。

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幼ないころ、近所の小さなお寺で行われた甘茶祭りが懐かしく蘇ってきた。
今年の祭りは、葉桜のもとで行われることになるだろう。

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桜を装うように建つ朱塗りの五重塔国指定重要文化財で、関東では最大・最古の五重の塔である。姿形の美しさと朱の鮮やかさが際立つ塔であるが、桜に埋もれて総体が見えないほど、花の勢いが強い。


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仁王門をくぐって常唱堂大堂鐘楼堂霊宝殿経蔵長栄堂等々をめぐり、その豪華な殿堂にカメラを向けながら、ただただ固唾をのみ目を見張るばかりの時間がながれた。

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朱塗りの柱、屋根の妻飾り、建物の周囲には飾り彫刻がほどこされ、白壁に本瓦葺きの大屋根をのせた豪壮な建築物は、人を圧する威厳と御霊を守るにふさわしい厳然たる品
格を備えていた。

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しかし、今日の主役はやっぱり桜。優しい淡紅色の装いは、この寺院を飾るにふさわしい。

ソメイヨシノはバラ科の落葉高木。
彼岸のころに開花するエドヒガンとオオシマザクラとの交配で、葉より花が先に咲くエドヒガン
大きく整った花形のオオシマザクラの特性を合わせもつ。
  
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開花時期はおよそ一週間、全ての花がいっせいに咲き、いっせいに散ってしまうのは
接木で増殖させるいわばクローンであることに起因するようだ。
短い命だからこそ、その美しさが際だち惜しまれる。

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屋根の桜、通路にならぶ桜、大きな広場を埋める桜…。

建造物を包み込む桜、背景を飾る桜、前面に大きく枝を広げる桜、それぞれ表情のことなる美を心ゆくまで堪能できた。  

花と寺院の饗宴に酔いを残しながら、甘味処をくぐり、黒蜜たっぷりのくず餅を食べて帰途につく。

花と団子、一石二鳥の幸せが転がり込んだ一日だった。

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