麻生ジャランじゃらん TOP » ブログ » 新島ガラスの風景

スポンサーリンク

新島ガラスの風景

新島ガラス② 005


歴史スポットをひたすら歩きまわり往事をしのぶという、ロマンある歴史の旅を趣味としている息子が旅先で購入した手土産をもってきた。いつもどおり、旅先のみやげ話とともに置いていった品物である。

新島ガラス② 017 帰りがけに「よごれているからよく洗って…」とのひとこと。
あけてみると、岡本太郎をおもわせるような炎を首にいただいた花瓶である。
よごれとおもえる部分はここしかないとさっそく洗浄したが、まったくおちる気配がない。
新島ガラス② 019
新島ガラス② 011
新島ガラス② 030


購入先の「新島ガラスアートセンター」に問いあわせると、これはサンドプラスト加工という技法をつかって「木漏れ日」を再現すべく苦心した労作であるという。

新島ガラス② 004


陽光のある窓辺にあって、その光をまるで木漏れ日のように部屋におくりこんでくれる…アートの世界にこそ生まれえたものであろう。

新島ガラス② 015
新島ガラス② 016
新島ガラス② 014


これは、ガラス作家・野田收氏の作品である。生粋の新島っ子である氏が、うまれそだった新島を拠点に国内外の舞台で、その開花させた芸術性をもって作品を世におくりだし、さまざまな足跡をのこしていることは周知の事実である。

新島ガラス② 024


このガラスの原料は、抗火石という火山性の石英を主とする砂岩で、イタリアのリーパリ島と日本では新島をはじめとする式根島・神津島・天城山でしか産出されない希少なもの。

新島ガラス 023


精製されたガラスは、とても透明性の高いオリーブグリーンである。着色もせず天然のままのガラスでアートされた作品は、手にするとまるでこの手のために生まれてきたかのようにしっとりとなじむ。

新島ガラス 010


高い芸術性と融合したガラスの世界は音楽や絵画につうじる精神的境地をかもし、胸いっぱいに感動とここちよい高揚感をあたえてくれる。

新島ガラス 024
新島ガラス 009


銀座でもよおされた個展では、展示室いりぐちに立った瞬間さまざまな作品がところせましと林立するオリーブグリーン一色の世界に圧倒されて思わず立ちつくしてしまった。

新島ガラス② 035


そこは、まるで海の中の世界。オリーブグリーンの海底…新島の海。海からの贈りもの…。
一つひとつの作品が訴えている、作家のおもいや心意気をくみとる力のない人間には、見えない・聞こえない何かが漂っているような…非力の自分がかなしい。

新島ガラス② 008


氏と同窓の数名の男性が花瓶にさした植物を同型のべつの花びんにさしかえた。芸術家なかまのこだわりがその植物の居場所を吟味しあう。なんどか挿さしかえられたのち、結局もとの居場所におちついた。やっぱりそこが最もアート的位置だったのだ。

新島ガラス 033


ここで購入したコンポートは今年の新作。わが家にもって帰ると、ゆいいつアートな逸品になった。さっそくサラダをもりつけ、これまでにない高級な食感をあじわう。

その幸せがつぎの欲求を生みだした。どうしても忘れられない照明とワイングラス、これぐらいわが家に贅沢があってもよいだろう。
新島ガラス 003
新島ガラス 005

後日、とどいたワイングラスは期待どおり、おおきなコンポートに負けない存在感があった。
ワインのいろは赤と白、このグラスのオリーブグリーンはどちらをついでも違和感がない。むしろ、おいしさを視覚的にひきたててくれそうである。

新島ガラス照明 003 新島ガラス② 007
数日中に、食卓の真上に照明がつく。
この作品は、金工作家山口氏とのコラボでつくりあげたもの。
三角と丸の小さな穴をあけた銅製の金具はかなり凝っている。
同氏の熱意をしめすものであろう。
シンプルに調和した美しさが気に入っている。

スポンサーリンク

麻生市民ネット・人気記事 Top5


麻生ジャランじゃらん All rights reserved.