王禅寺処理センターのごみ焼却炉は、1968 年以来約40 年間、公害防止対策や周辺住民との関係には万全を期して操業してきたそうです。
しかし老朽化のため更新の時期にあり、隣接地に建設中の最新鋭の焼却炉(150 トン/日×3基 平成23 年度完成予定)
に引き継がれます。
現在の炉は取り壊され資源化処理施設に生まれ変わる予定です。
麻生区、多摩区の全域と宮前区の一部の普通ごみがここで焼却処理され、約13%出る焼却灰は、専用コンテナで梶ヶ谷貨物ターミナル駅から浮島埋立事業所に鉄道輸送されます。
炉からの発生蒸気は、処理センター内や隣接のヨネッティ-王禅寺の温水プールなどに有効利用されています。
また、国及び自治体の公害規制値を順守しているため、周辺住民からの苦情もないとのこと。
さらに環境に関する国際規格ISO14001*も取得しており、2009年には自己適合宣言を行い、国際規格ISO14001 を維持しているそうです。
現処理センターは、老朽化しているものの良く整理整頓され管理が行き届いており、臭いは外部に漏れないように工夫さ
れ、施設周辺や事務所内ではほとんど臭わない環境です。
*国際規格認証機構(ISO)が1996 年9月に発効させた環境マネジメントシステム規格のひとつ。
環境に配慮した経営を行っている証明(認証登録制度)。
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