映画を愛する人に贈る、小さな映画館の大きな贈り物
新百合ヶ丘駅の北口を出て真っ直ぐ3分くらい歩くと、川崎市アートセンター<アルテリオ・シネマ>という113 席の小さな映画館があります。
この秋、開館3周年特別企画「これは映画館でみておきたい映画」として10 月30 日から11 月26 日まで、週替わりで「アラビアのロレンス」「ローマの休日」「動くな、死ね、甦れ!」「ミツバチのささやき」の4本を上映します。
あまりにも有名な作品なのでDVD でご覧になった方も多いと思いますが「アラビアのロレンス」の圧倒されるような砂漠のスケール感、「ローマの休日」のきめ細やかなモノクロームの美しさは、スクリーンでなければ体験できません。
「動くな、死ね、甦れ!」は映画評論家、蓮實重彦氏が「掛け値なしの傑作であり、これを見逃すことは生涯の損失につながるだろう」と絶賛し、世界各国の映画監督やクリエイターたちが生涯のベスト作品と語り継ぐ、ロシア版「大人は判ってくれない」ともいうべき伝説的な映画です。
「ミツバチのささやき」は内戦によってスペイン人の多くが心に負った深い傷跡が、ミツバチの羽音のような低流となり、天才少女アナ・トレント演じる無垢な少女の目を通して描かれる死と再生の物語。
完成の年に国内で最優秀作品賞を受賞、世界各国でも絶賛され、数多くの賞を獲得しました。夢のような映像美のスペイン映画の最高傑作です。
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