二ヶ領用水の桜満開

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2013年3月28日(木)、おにぎりとお茶を携えて、「二ヶ領用水」の桜狩りにでかけました。

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好天つづきで昨年に比べて開花が早いうえ、花の命の短さにせかされて、ここ数日なにも手つかず気もそぞろ…あちらこちらの満開情報をキャッチしては、もう寸時も待てない追いつめられた心境です。

桜は、明るい青空にこそ輝くほどの美をみせてくれるものですが・・・
・・・今日は、ゆるせる範囲の明るい薄曇り、運を天にまかせて思いきって出かけました。

南武線武蔵小杉駅で降車、駅員の説明どおりに道をたどっていったのですが・・・
・・・駅前の工事にまどわされて、行けども行けども何かスッキリしない道筋。

しかも桜の木など1本も見えない。思いきって通りがかりの女性に聴いてみました。

なんと、逆方向の入り組んだ道に迷い込んでしまったようです。

買い物がてら近くまで案内をしてくださるとのご親切にすがって、街の情報などを聞きながらやっと現地に到着しましたが、2倍近い時間を費やしたこの道程は、今でもわけが分からない迷路として記憶されています。

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二ヶ領用水は、江戸時代の川崎領稲毛領二ヶ領の農地をうるおす灌漑用水です。
当時、川崎・稲毛領には60ヶ村あり、多摩川から取水した水を村々にくまなく巡らすよう多くの支水路が作られました。

多摩川の取水口「上川原堰」「宿河原堰」から川崎市幸区までの幹線水路が「二ヶ領用水」といわれ、全長約32kmにもおよびます。
この工事は、関ヶ原の戦い の3年前(1597年)から測量が開始され、14年後の1611年に完成しました。

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徳川家康の家臣小泉次太夫が、用水開発を家康に進言し、用水奉行として農民たちを先導しましたが、その作業はを使った人力によるものだったということです。
川幅・深さ・水量ともに現在をはるかに上回るとのこと。

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さて、この両岸に植えられ「二ヶ領用水の桜」は、「宿河原の桜」ともよばれ、宿河原堰から久地にいたる約2kmの間に、400本ソメイヨシノがのびのびと枝を広げ重なりあって並んでいます。

これは1959年(昭和33年)に市民の手によって植樹されたもの。

今では抱えきれないほどに育った大樹が、広げた枝にびっしりと花をつけ、淡いピンクの花びらを幾重にも重ねて紺碧の空をかざります。

その桜並木の中央を流れる水辺には、装飾的な通路がつくられ、桜の下を右岸から左岸へ、そして右岸へとわたり歩きながら散策を楽しめる工夫がほどこされています。

特にこの時期は、桜のある水辺の景勝地として、多くの人々がお弁当を持って集まってくる憩いの場になっているようです。

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この日はウィークディで人出が少なく、おかげで押されず、急かされず、のんびりと歩を進めることができ、ひとひらひとひらを寄せ集め装い凝らした花々の光景を入念に切り取ってカメラに収めてゆきました。

ありがたいことに雲がはらわれ、青空が顔をみせてくれて少々汗ばむほどの陽気になっています。

桜の花の下をゆっくりと、淡いピンクの花弁とその香を心ゆくまで味わいながら歩いてゆくと、前方に子どもづれの若いお母さんたちが、手作りのお弁当を広げていました。

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そろそろ昼食時、私もつられて水辺にしつらえた自然石の腰掛けに座り、美しい桜に抱かれながらおにぎりを頬張りました…その美味しいこと。

花・水のせせらぎ・青い空・・・この大自然の優しさ・温かさ・おおらかさに、心から感謝し敬意をささげます。人は、この大いなる自然と一体になって生きている存在なんですね。

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